AmazonがKindle Touchを発売する事は既に大々的に報じられておりますが、
それに対抗して、楽天が電子書籍リーダー「kobo Touch」を発売する事を発表した。
「7980円。挑戦価格です」――7月2日、東京・六本木の発表会場で、楽天の三木谷浩史社長が「kobo Touch」の価格を発表すると、会場の記者や出版関係者からどよめきが起きた。
kobo Touchは、楽天が子会社のカナダKoboを通じて提供する電子書籍端末だ。タッチ操作に対応した6インチ電子ペーパー(E Ink)を搭載し、EPUBとPDFの閲覧が可能。同等の機能を持つAmazonの「Kindle Touch」の139ドル(約1万1000円、広告なし、Wi-Fiモデル)と比較してもかなり安い。
ITMedia
kobo TouchのスペックはAmazonのKindle Touchのグローバルモデルとほぼ同等とされ以下とある。
画面 | :6インチ電子ペーパー(E Ink) タッチ操作対応 |
厚さ | :10ミリ |
重さ | :185グラム |
閲覧可能フォーマット | :EPUB、PDF |
内蔵ストレージ | :2GB(うちユーザー使用可能1GB) 1GBでおよそ1,000冊保存可能 |
拡張ストレージ | :microSD/SDHCカード |
ネット接続 | :無線LAN(802.11b/g/n) |
インターフェイス | :micro USBポート |
稼働時間 | :1回の充電で最長一ヶ月 |
その他 | :利用にはPC必要 (Windows XP/Vista/7とMac OS X 10.5以降) |
タブレット等で電子書籍がもっと普及すればいいと思うのだけれど、
液晶画面と言うのは長時間見ているととてもとても目がつかれると言う欠点がある。
電子書籍リーダーは文字を読む事に特化した
電子ペーパー技術により文字表示されるので、
そのへんは安心であるし省電力である。
このあたりがタブレットで電子書籍が普及できない遠因かもしれない。
ちなみに電子ペーパーの特性は以下。
低消費電力
表示中に電力を消費しないか、又は極小で済む。書き換え時の消費電力も非常に少ない。
応答速度
電気泳動方式では非常に遅く動画用途には向かなかったが、電子粉流体では液晶よりも高速になっている。
高い視認性
紙と同じように反射光を利用して表示を行うため、視野角が広く直射日光に当たっても見易く、目に対する負担が少ない。暗所では別に照明が必要になる。
薄くフレキシブル
紙のように薄く作ることができる。表示基板にプラスチック・フィルムを使えば曲げても品質を損なわずに表示できるが、製品としては未発売。
Wikipediaより抜粋
価格が圧倒的に安いだけでなく、
出版業界と良好な関係を保っているのも気になる点だ。
(AMAZONは半強制的な契約だった気がする。)
その良好な関係をうかがわせる以下の記事がある。
電子書籍ストア「koboイーブックストア」では7月19日から、日本語・外国語の電子書籍240万冊を販売する予定だ。日本語の小説やビジネス書、コミックなどは当初3万冊を用意し、順次拡充。150万冊の提供を目指す。参加する出版社名は明らかにしていないが、「ほぼすべての出版社が協力的」。楽天が自前で出版社を設立したり、著者と直接取引する予定はないという。
結局、ハードウェアが如何に安くて出来が良くても、
ソフトウェアたる本のラインナップが微妙ではお話にならない。
人生初の電子書籍リーダーとして
とりあえずはkobo Touchに狙いを定めつつ、
AMAZON、楽天、両陣営の書籍ラインナップを見ながら
最終的にどちらにするか決めていきたいと思うNaotenだったのでした。
実際のkobo Touchで見る書籍のイメージ。 関連サイト電子ブック楽天<kobo>(リンク先では商品の詳細な説明及び、予約が可能。)