イタリア紙コリエレ・フィオレンティーノによると、この猫はイタリア北部ヴェネト州の小さな町、モンタニャーナに住むトルドくん(オス/3歳)。彼は生後3か月の頃、レンゾ・イオゼッリさんという男性に引き取られましたが、トルドはこの飼い主にとてもなついていたそうです。しかし、一緒に生活できる時間はあまり長くはなく、レンゾさんは2011年の秋に71歳でこの世を去ってしまいます。
レンゾさんの妻アダさんによると、飼い主を失ったトルドはお葬式の当日、埋葬のためにお墓まで運ばれるレンゾさんの棺桶に、名残惜しそうにずっとついて歩いてきたそう。そして翌日、お墓に戻ってきたアダさんは、アカシアの小枝が置かれているのを見て、すぐにご主人を愛してやまなかった「トルドでは」と思ったそうです。
最初はアダさんの話を「悲しくて感傷的になっているだけでは」と、家族も本気にしていませんでしたが、トルドがお墓の近くで頻繁に目撃されるようになると、アダさんの言葉を信じるようになりました。
トルドはその後も葉っぱや小枝、時にはプラスチックのコップなども“お供え物”としてレンゾさんのお墓の前に持ってくるそうで、その姿は近所の住民の間でも知られるように。アダさんがお墓参りにいくと、知人から「トルドが、朝にはもう来ていたよ」と言われることもあるそうです。
神聖なるお墓に動物がやってくることを嫌い、トルドを見かけると追っ払う人も時にはいるようですが、そんなことは気にせず、トルドは毎日欠かさずレンゾさんのお墓参りをしています。アダさんは「トルドは特別な猫。彼の主人に対する愛情を誰も変えることはできないでしょうね」と感じているそうです。
主人のお墓に“お供え”する猫、葬式の翌日から1年間毎日通い続ける。 - なりなりドットコム
トルドォォォ!!
トルドォォォォオォォォ!!!
うわ~~~~ん(;´д⊂)