6月26日23時から6月27日晩まで行われた第4回アナログゲーム会の様子。
続きである「その3」。
第4回アナログゲーム会記事としては最終です。

先日、秋葉原で直接購入してきたのは実はコレでした。
(以下、追記へ。)
プエルトリコを続けてプレイしたい感はかなり強かったのだけれど、
3人以上いなければ遊べないゲームも控えていたので泣く泣く次へ。
その1つ目が冒頭にも書いたこれ。
ワンナイト人狼
2012年 奥井 晶久作

参加者:Naoten ココさん プリさん
プレイ時間:30分(インスト含)
人狼系ゲームをやってみたいと思っていた。
しかし一方で、あまりやりたくないとも思っていた。
やってみたいと思う理由は
ルールを読む限りは面白そうである事が予想できたから。
あまりやりたくない理由は
ゲームから除外されて暇になるプレイヤーが出るから。
(それを嫌って本気プレイして確執を生む事もあるらしい。)
そんな訳でガッツリどっぷりプレイするよりもあっさりと雰囲気を味わえれば良い。
それが数多の人狼系ゲームの中から「ワンナイト人狼」を選んだ理由でありました。
ワンナイト人狼はその名の通り一夜で終わるので、
除外されるプレイヤーが出る事無く手軽に遊べるのが良いと思うのです。
簡単にインストをしてプレイ開始。
役職カードは説明書に3人プレイのオススメとしてあった
人狼、人狼、村人、怪盗、占い師を使用。
役職カードをめくると「人狼」だったNaoten……。
マジかよ…。
真夜中、占い師が起きだして占いを始める。(居るかは不明。)
それが終わると続いて人狼が起きだして仲間を確認する。
目を明けてみるとプリさんもココさんも目をつぶっていた。
ぐぬぅ、Naotenだけか。
さらにその後、怪盗が起きだして誰かの心を盗む。(居るかは不明。)
そして朝を迎えた。
5分タイマーをセットして村人たちによる議論が始まった。
人狼はNaoten一人。
上手いこと人狼は居なさそうだね~と言う展開に持って行き、
投票をバラけさせれば勝利だ。へへ。楽勝だぜ。
ココ「あんのぅ、私、占い師なんですけどぉ、見ちゃったんです……昨晩。」
Naoten「!!!?」
プリ「見たって何をです?」
ココ「人狼」
Naoten「」
プリ「」
バレてますやん!!!?
*占い師は以下の能力をもつ
・対象の村民1人に配られた役職を知ることができる。
・または配られなかった2人分の役職を知ることができる。
プリ「それは誰ですか?(チラッ」
こちらを見るプリさん。
自分が人狼ではない以上、疑う先はNaotenであろう。
ココ「あんれぇ、誰だったかなぁ(チラッ」
こちらを見るココさん。
ココさんの言う事が本当ならば、見た人狼はNaotenなのだろう。
ナニコレ……ナニコノ展開。
Naoten「まぁ待ってくださいよ。」
ココ「む?」
Naoten「仮にですよ?ココさんが人狼だったとしてどうすると思いますか?
自分が人狼だとバレたくない一心で嘘を付いている可能性はないですかね。
だってボカァ、村人ですよ?」
プリ「村人……。そうですか…なるほど。」
ピピピ!!
キッチンタイマーが時間を知らせる。
Naoten「それでは誰が人狼だと思うか指を指してください!!せーの!」
Naoten →← ココさん
↑
プリさん
Naoten「なんという事を……無実の村人を…………な~~んて…」
役職カードを公開しながら叫ぶ
Naoten「チクショウ!オレが人狼だよギャース!!」
ココさんが役職カードを公開する。→占い師
プリさんが役職カードを公開する。→村人
Naoten「あっ!?」
プリ「いやぁ、直前までナオさんに説得されそうだったんですよ。
確かに自分が人狼だったら他の人間を人狼に仕立てるな、と。
でもね、村人は俺なんですよねナオさん?」
Naoten「語るに落ちた…ぜ。」
結果
Naoten(人狼) 処刑
ココさん(占い師) 生存
プリさん(村人) 生存
人間の勝利!!
2戦目開始。今度こそは!
役職カードをめくると「人狼」だったNaoten……。
またかよ…。
真夜中、占い師が起きだして占いを始める。(居るかは不明。)
それが終わると続いて人狼が起きだして仲間を確認する。
目を明けてみるとプリさんがこちらをガン見しているのを発見。
超噴き出しそうになるのを堪える。
さらにその後、怪盗が起きだして誰かの心を盗む。(居るかは不明。)
そして朝を迎えた。
5分タイマーをセットして村人たちによる議論が始まった。
人狼はNaotenとプリさん。
上手いこと人狼は居なさそうだね~と言う展開に持って行き、
投票をバラけさせれば勝利だ。へへ。楽勝だぜ。
そこで先陣を切って攻める。
Naoten「ハイ!ボク占い師!」
ココ「む?」
プリ「ほう?」
Naoten「中央の誰も選んでない役職をみたら、2枚共人狼でした!どうやら人狼は居ないみたい!」
ココ「……。」
プリ「……。」
Naoten「……。」
ココ「……ブフッ、ブハハ!!ハイ、わ、私、怪盗なんですけどぉ、見ちゃったんですよねぇ人狼。プーッ!(笑」
突然狂ったように笑いながらしゃべり出すココさん。
*怪盗は以下の能力をもつ
・誰かの役職を見る事を選んだ場合、その相手と役職を交換する。
・誰かの役職を見る事を選ばない場合、誰とも役職を交換しない。
動揺を隠せずにアイコンタクトを取るNaotenとプリさん。
プリ「か、怪盗が『見た』と言う事は、心を盗んだと言う事ですよね。だ、誰のです?」
ココ「さぁ…?ブフォッ(チラッ」
と言いつつプリさんをチラチラ見るココさん。
むぅ?心のなかで整理してみるか。
仮に以下が
Naoten:人狼
プリさん:人狼
ココさん:怪盗
ココさんの言うとおり以下の様に変わっているとして、
Naoten:人狼
プリさん:怪盗
ココさん:人狼
プリさんから見てココさんはいずれにせよ敵対勢力なので
ココさんを指さすだろう。
Naotenから見てプリさんは味方のハズだったがこれで可能性が2つになってしまった。
後はあの演技が本当か嘘かの判断に成るわけだが、
異様なテンションで笑いまくってて正直、判断がつかない。
もしや本当なのか?
ピピピ!!
キッチンタイマーが時間を知らせる。
Naoten「それでは誰が人狼だと思うか指を指してください!!せーの!」
Naoten「どうやら疑わしい人間は居なかった様ですね。それでは皆さん一斉に正体の公開を!」
パッ
Naotenが役職カードを公開する。→人狼
プリさんが役職カードを公開する。→人狼
ココさんが役職カードを公開する。→占い師
Naoten「あっ!?」
ココさん怪盗じゃねーし!!
ココさん「あれ?なんで私、Naotenを指さしたんだろ?
よく考えたらプリさん指さしてたら私の勝ちだったじゃんね!失敗した!」
プリさん「恐ろしい演技だったぜ…。」
Naoten「騙されたぜ。」
試合には勝ったが勝負に負けた雰囲気が凄い中、
ワンナイト人狼を終了するのでした。
結果
Naoten(人狼) 生存
プリさん(人狼) 生存
ココさん(占い師) 生存
人狼の勝利!
感想戦開始。
Naoten「これさ、アピさん居たらヤバかったね。」
プリ「アピさんはマズイですな。」
ココ「あ、それは勝てない。」
人狼じゃなくてアピさんの感想になっていたでゴザル。
フェレータ
1999年 マルセル=アンドレ・カサソラ メルクル作

参加者:Naoten ココさん プリさん
プレイ時間:60分(インスト含)
こちらもワンナイト人狼と同じく3人以上じゃなければ遊べない作品。
鷹家と薔薇家と言う2つの大きな家同士の紛争の中、
各プレイヤーは傭兵的に戦いに参加。
どんな役職で参加するかは行動カード(各1枚)をそのターンの
スタートプレイヤーから順に選んでゆく。
(ただし選ぶ前に1枚だけ無作為に選択から除外する。)
役職は以下6つ。
戦局毎にどちらの家に加担するかを調整し勝ち馬に乗るのが定石だけれど、
少ない人数で勝利したり
強固な土地を陥落させればより多くの褒章(勝利点)が貰える。
という訳でゲーム開始。

このゲームは兵站カードと呼ばれる戦闘で有利になるカードの入手にかなりの制限がある。
具体的に言えば手札に5枚までしか入手できず(一時的に5枚を超える事も出来ない。)
手札の補充はどんなに頑張っても1ターンに最大3枚まで、頑張らないと0枚。
そう言う制限があるので兵站カードは多く使うのを躊躇する反面、
数多く撃つと戦局を一変させる効果がある。
初期では
Naoten 鷹家
プリさん 薔薇家
ココさん 鷹家
であったが、あるタイミングでプリさんが反逆者(フェレータ)を使用。
勢力が以下になった。
Naoten 鷹家
プリさん 鷹家
ココさん 鷹家
これはチャンス。
戦闘開始時、全てのプレイヤーが同一の家に所属していた時に限り、
外交官(ディプロマット)5はフェレータと同様に所属家を乗り換える事が出来るのだ。
そこでNaotenは外交官5を選択。
裏切りつつ戦力+5を獲得した上で手札の兵站カードを全て放出。
寝返った上で一人勝ち。
おまけに陥落させた土地が「街」だったので一気に突出。
15点の勝利点を獲得。
その後は冒険せずに首位を維持し
3人用の規定ターン数である9ターンが経過し終了した。
結果
Naoten 42点
ココさん 33点
プリさん 26点

15点だけでなく商館でただ一人6点も獲得したのに最終的には9点差。
バトルライン (その2)
2000年 ライナー・クニツィア作。

1戦目の終了風景。
参加者:ココさん プリさん
プレイ時間:2時間
ブログ更新の為にNaotenが離脱したのでココさんとプリさんの壮絶なバトルライン合戦開始。
1戦目、電撃作戦を敢行したココさんが突破により勝利。
試合時間もとてもとても短かった。
続いて2戦目。
開始早々、特に意味もなくタクティクスカードの「転進」を使用するココさん。
これあれか?舐めプか?
タクティクスカードを使うと言う事は、
使われると言う事を覚悟しなければならない。

これが悪い方に作用し、
逆にストレート負けを喫するココさん。
1勝1敗故に決勝戦となる運命の3戦目。
実力伯仲の展開で同数のフラッグを獲得してゆく両者。
これは最後のフラッグを取得するまで戦いは続くか?と思われたが、
結果としては「突破」勝利をしたプリさんが勝利をもぎ取っていった。
プリ「ぐぉぉぉお!やっぱりこのゲームが一番脳に来る~~!!」
ココ「くっそーここまでか!世界大会への切符は譲るぜ!」
結果
ココさん ○(3-0)☓ プリさん
ココさん ☓(0-5)○ プリさん
ココさん ☓(3-3)○ プリさん
夜の帳が降り始め、
こうして第4回アナログゲーム会は終わりを迎えるのでありました。
感想
やはりバトルラインは買ってよかった!
脳をジリジリと焼かれるそんな感覚が心地よいゲームです。
ココさん、プリさんにもかなり好評だった。
惜しむらくは2人用なので、大勢で遊ぶ際はプレイする機会が限られそうな事。
交易王はプレイ人数の影響がかなりデカイので、
2人プレイと3人用プレイ、最大人数である4人プレイで
それぞれにあった戦略を展開する必要がありそうだ。
大量得点は2人プレイじゃないと難しそうです。
プエルトリコは実際面白い。
プレイ人数毎に設定されている入植者の総数は
かなり綿密に調整されている感があって
その絶妙さ故にやりたい事を全部やらせてくれず、
少し消化不良気味に終わるのがかえってリプレイ欲を刺激する。
次は是非とも4、5人で遊びたい。
ワンナイト人狼はなるほど、これが人狼か!を知るのに適した
非常にコンパクトなゲームだった。
逆にこれ以上ボリューミーな内容だとNaotenには合わなそう。
(通常の連夜方式の人狼とかレジスタンスとか。)
こ、今度は、ぜ、是非、アピさんを誘って遊びたい…(ガクガク
フェレータに関しては最少人数のプレイだったので悩む事は少なかったですが
大勢だと考える事が増えて大変そう。
交易王同様、人数が増えると「一人勝ち」もやりにくそうですしね。
今回プレイしたゲームは全部で5本。
前回は9本だったので数的にはかなり少ない感じでした。
今回はゆる~く、かる~くで遊んだのでね。
次回はまたガッツリやれたらいいなと思います。
良いアナログゲームライフを。
それではまた!
アナログゲームライフ019 第4回アナログゲーム会 その1
アナログゲームライフ020 第4回アナログゲーム会 その2
アナログゲームライフ021 第4回アナログゲーム会 その3(最終)
ワンナイト人狼の転売価格に特に注意!
続きである「その3」。
第4回アナログゲーム会記事としては最終です。

先日、秋葉原で直接購入してきたのは実はコレでした。
(以下、追記へ。)
プエルトリコを続けてプレイしたい感はかなり強かったのだけれど、
3人以上いなければ遊べないゲームも控えていたので泣く泣く次へ。
その1つ目が冒頭にも書いたこれ。
ワンナイト人狼
2012年 奥井 晶久作

参加者:Naoten ココさん プリさん
プレイ時間:30分(インスト含)
汝は人狼なりや?(人狼ゲーム)
プレイヤーはそれぞれが村人と村人に化けた人狼となり、自分自身の正体がばれないように他のプレイヤーと交渉して正体を探る。ゲームは半日単位で進行し、昼には全プレイヤーの投票により決まった人狼容疑者の処刑が、夜には人狼による村人の襲撃が行われる。全ての人狼を処刑することができれば村人チームの勝ち、人狼と同じ数まで村人を減らすことができれば人狼チームの勝ちとなる。
Wikipediaより抜粋。
人狼系ゲームをやってみたいと思っていた。
しかし一方で、あまりやりたくないとも思っていた。
やってみたいと思う理由は
ルールを読む限りは面白そうである事が予想できたから。
あまりやりたくない理由は
ゲームから除外されて暇になるプレイヤーが出るから。
(それを嫌って本気プレイして確執を生む事もあるらしい。)
そんな訳でガッツリどっぷりプレイするよりもあっさりと雰囲気を味わえれば良い。
それが数多の人狼系ゲームの中から「ワンナイト人狼」を選んだ理由でありました。
ワンナイト人狼はその名の通り一夜で終わるので、
除外されるプレイヤーが出る事無く手軽に遊べるのが良いと思うのです。
簡単にインストをしてプレイ開始。
役職カードは説明書に3人プレイのオススメとしてあった
人狼、人狼、村人、怪盗、占い師を使用。
役職カードをめくると「人狼」だったNaoten……。
マジかよ…。
真夜中、占い師が起きだして占いを始める。(居るかは不明。)
それが終わると続いて人狼が起きだして仲間を確認する。
目を明けてみるとプリさんもココさんも目をつぶっていた。
ぐぬぅ、Naotenだけか。
さらにその後、怪盗が起きだして誰かの心を盗む。(居るかは不明。)
そして朝を迎えた。
5分タイマーをセットして村人たちによる議論が始まった。
人狼はNaoten一人。
上手いこと人狼は居なさそうだね~と言う展開に持って行き、
投票をバラけさせれば勝利だ。へへ。楽勝だぜ。
ココ「あんのぅ、私、占い師なんですけどぉ、見ちゃったんです……昨晩。」
Naoten「!!!?」
プリ「見たって何をです?」
ココ「人狼」
Naoten「」
プリ「」
バレてますやん!!!?
*占い師は以下の能力をもつ
・対象の村民1人に配られた役職を知ることができる。
・または配られなかった2人分の役職を知ることができる。
プリ「それは誰ですか?(チラッ」
こちらを見るプリさん。
自分が人狼ではない以上、疑う先はNaotenであろう。
ココ「あんれぇ、誰だったかなぁ(チラッ」
こちらを見るココさん。
ココさんの言う事が本当ならば、見た人狼はNaotenなのだろう。
ナニコレ……ナニコノ展開。
Naoten「まぁ待ってくださいよ。」
ココ「む?」
Naoten「仮にですよ?ココさんが人狼だったとしてどうすると思いますか?
自分が人狼だとバレたくない一心で嘘を付いている可能性はないですかね。
だってボカァ、村人ですよ?」
プリ「村人……。そうですか…なるほど。」
ピピピ!!
キッチンタイマーが時間を知らせる。
Naoten「それでは誰が人狼だと思うか指を指してください!!せーの!」
Naoten →← ココさん
↑
プリさん
Naoten「なんという事を……無実の村人を…………な~~んて…」
役職カードを公開しながら叫ぶ
Naoten「チクショウ!オレが人狼だよギャース!!」
ココさんが役職カードを公開する。→占い師
プリさんが役職カードを公開する。→村人
Naoten「あっ!?」
プリ「いやぁ、直前までナオさんに説得されそうだったんですよ。
確かに自分が人狼だったら他の人間を人狼に仕立てるな、と。
でもね、村人は俺なんですよねナオさん?」
Naoten「語るに落ちた…ぜ。」
結果
Naoten(人狼) 処刑
ココさん(占い師) 生存
プリさん(村人) 生存
人間の勝利!!
2戦目開始。今度こそは!
役職カードをめくると「人狼」だったNaoten……。
またかよ…。
真夜中、占い師が起きだして占いを始める。(居るかは不明。)
それが終わると続いて人狼が起きだして仲間を確認する。
目を明けてみるとプリさんがこちらをガン見しているのを発見。
超噴き出しそうになるのを堪える。
さらにその後、怪盗が起きだして誰かの心を盗む。(居るかは不明。)
そして朝を迎えた。
5分タイマーをセットして村人たちによる議論が始まった。
人狼はNaotenとプリさん。
上手いこと人狼は居なさそうだね~と言う展開に持って行き、
投票をバラけさせれば勝利だ。へへ。楽勝だぜ。
そこで先陣を切って攻める。
Naoten「ハイ!ボク占い師!」
ココ「む?」
プリ「ほう?」
Naoten「中央の誰も選んでない役職をみたら、2枚共人狼でした!どうやら人狼は居ないみたい!」
ココ「……。」
プリ「……。」
Naoten「……。」
ココ「……ブフッ、ブハハ!!ハイ、わ、私、怪盗なんですけどぉ、見ちゃったんですよねぇ人狼。プーッ!(笑」
突然狂ったように笑いながらしゃべり出すココさん。
*怪盗は以下の能力をもつ
・誰かの役職を見る事を選んだ場合、その相手と役職を交換する。
・誰かの役職を見る事を選ばない場合、誰とも役職を交換しない。
動揺を隠せずにアイコンタクトを取るNaotenとプリさん。
プリ「か、怪盗が『見た』と言う事は、心を盗んだと言う事ですよね。だ、誰のです?」
ココ「さぁ…?ブフォッ(チラッ」
と言いつつプリさんをチラチラ見るココさん。
むぅ?心のなかで整理してみるか。
仮に以下が
Naoten:人狼
プリさん:人狼
ココさん:怪盗
ココさんの言うとおり以下の様に変わっているとして、
Naoten:人狼
プリさん:怪盗
ココさん:人狼
プリさんから見てココさんはいずれにせよ敵対勢力なので
ココさんを指さすだろう。
Naotenから見てプリさんは味方のハズだったがこれで可能性が2つになってしまった。
後はあの演技が本当か嘘かの判断に成るわけだが、
異様なテンションで笑いまくってて正直、判断がつかない。
もしや本当なのか?
ピピピ!!
キッチンタイマーが時間を知らせる。
Naoten「それでは誰が人狼だと思うか指を指してください!!せーの!」
Naoten ← ココさん
↓ ↑
プリさん /
Naoten「どうやら疑わしい人間は居なかった様ですね。それでは皆さん一斉に正体の公開を!」
パッ
Naotenが役職カードを公開する。→人狼
プリさんが役職カードを公開する。→人狼
ココさんが役職カードを公開する。→占い師
Naoten「あっ!?」
ココさん怪盗じゃねーし!!
ココさん「あれ?なんで私、Naotenを指さしたんだろ?
よく考えたらプリさん指さしてたら私の勝ちだったじゃんね!失敗した!」
プリさん「恐ろしい演技だったぜ…。」
Naoten「騙されたぜ。」
試合には勝ったが勝負に負けた雰囲気が凄い中、
ワンナイト人狼を終了するのでした。
結果
Naoten(人狼) 生存
プリさん(人狼) 生存
ココさん(占い師) 生存
人狼の勝利!
感想戦開始。
Naoten「これさ、アピさん居たらヤバかったね。」
プリ「アピさんはマズイですな。」
ココ「あ、それは勝てない。」
人狼じゃなくてアピさんの感想になっていたでゴザル。
フェレータ
1999年 マルセル=アンドレ・カサソラ メルクル作

参加者:Naoten ココさん プリさん
プレイ時間:60分(インスト含)
こちらもワンナイト人狼と同じく3人以上じゃなければ遊べない作品。
鷹家と薔薇家と言う2つの大きな家同士の紛争の中、
各プレイヤーは傭兵的に戦いに参加。
どんな役職で参加するかは行動カード(各1枚)をそのターンの
スタートプレイヤーから順に選んでゆく。
(ただし選ぶ前に1枚だけ無作為に選択から除外する。)
役職は以下6つ。
反逆者(フェレータ) | 陣営を移る。 勝利点1点獲得。 | |
外交家(ディプロマット)5 | 自陣営の戦力+5。 戦闘開始時に全てのプレイヤーが同一陣営だった場合、陣営を移る。 | |
外交家(ディプロマット)2 | 自陣営の戦力+2。 カード補給数+1。 | |
建築家(バウマイスター) | 建築フェイズで屋敷か商館を建設出来る。 | |
戦略家(ストラテージ) | 次の紛争地を決定できる。 勝利点2点獲得。 | |
農業家(バウアー) | カード補給数が3になる。 |
戦局毎にどちらの家に加担するかを調整し勝ち馬に乗るのが定石だけれど、
少ない人数で勝利したり
強固な土地を陥落させればより多くの褒章(勝利点)が貰える。
という訳でゲーム開始。

このゲームは兵站カードと呼ばれる戦闘で有利になるカードの入手にかなりの制限がある。
具体的に言えば手札に5枚までしか入手できず(一時的に5枚を超える事も出来ない。)
手札の補充はどんなに頑張っても1ターンに最大3枚まで、頑張らないと0枚。
そう言う制限があるので兵站カードは多く使うのを躊躇する反面、
数多く撃つと戦局を一変させる効果がある。
初期では
Naoten 鷹家
プリさん 薔薇家
ココさん 鷹家
であったが、あるタイミングでプリさんが反逆者(フェレータ)を使用。
勢力が以下になった。
Naoten 鷹家
プリさん 鷹家
ココさん 鷹家
これはチャンス。
戦闘開始時、全てのプレイヤーが同一の家に所属していた時に限り、
外交官(ディプロマット)5はフェレータと同様に所属家を乗り換える事が出来るのだ。
そこでNaotenは外交官5を選択。
裏切りつつ戦力+5を獲得した上で手札の兵站カードを全て放出。
寝返った上で一人勝ち。
おまけに陥落させた土地が「街」だったので一気に突出。
15点の勝利点を獲得。
その後は冒険せずに首位を維持し
3人用の規定ターン数である9ターンが経過し終了した。
結果
Naoten 42点
ココさん 33点
プリさん 26点

15点だけでなく商館でただ一人6点も獲得したのに最終的には9点差。
バトルライン (その2)
2000年 ライナー・クニツィア作。

1戦目の終了風景。
参加者:ココさん プリさん
プレイ時間:2時間
ブログ更新の為にNaotenが離脱したのでココさんとプリさんの壮絶なバトルライン合戦開始。
1戦目、電撃作戦を敢行したココさんが突破により勝利。
試合時間もとてもとても短かった。
続いて2戦目。
開始早々、特に意味もなくタクティクスカードの「転進」を使用するココさん。
これあれか?舐めプか?
タクティクスカードを使うと言う事は、
使われると言う事を覚悟しなければならない。

これが悪い方に作用し、
逆にストレート負けを喫するココさん。
1勝1敗故に決勝戦となる運命の3戦目。
実力伯仲の展開で同数のフラッグを獲得してゆく両者。
これは最後のフラッグを取得するまで戦いは続くか?と思われたが、
結果としては「突破」勝利をしたプリさんが勝利をもぎ取っていった。
プリ「ぐぉぉぉお!やっぱりこのゲームが一番脳に来る~~!!」
ココ「くっそーここまでか!世界大会への切符は譲るぜ!」
結果
ココさん ○(3-0)☓ プリさん
ココさん ☓(0-5)○ プリさん
ココさん ☓(3-3)○ プリさん
夜の帳が降り始め、
こうして第4回アナログゲーム会は終わりを迎えるのでありました。
感想
やはりバトルラインは買ってよかった!
脳をジリジリと焼かれるそんな感覚が心地よいゲームです。
ココさん、プリさんにもかなり好評だった。
惜しむらくは2人用なので、大勢で遊ぶ際はプレイする機会が限られそうな事。
交易王はプレイ人数の影響がかなりデカイので、
2人プレイと3人用プレイ、最大人数である4人プレイで
それぞれにあった戦略を展開する必要がありそうだ。
大量得点は2人プレイじゃないと難しそうです。
プエルトリコは実際面白い。
プレイ人数毎に設定されている入植者の総数は
かなり綿密に調整されている感があって
その絶妙さ故にやりたい事を全部やらせてくれず、
少し消化不良気味に終わるのがかえってリプレイ欲を刺激する。
次は是非とも4、5人で遊びたい。
ワンナイト人狼はなるほど、これが人狼か!を知るのに適した
非常にコンパクトなゲームだった。
逆にこれ以上ボリューミーな内容だとNaotenには合わなそう。
(通常の連夜方式の人狼とかレジスタンスとか。)
こ、今度は、ぜ、是非、アピさんを誘って遊びたい…(ガクガク
フェレータに関しては最少人数のプレイだったので悩む事は少なかったですが
大勢だと考える事が増えて大変そう。
交易王同様、人数が増えると「一人勝ち」もやりにくそうですしね。
今回プレイしたゲームは全部で5本。
前回は9本だったので数的にはかなり少ない感じでした。
今回はゆる~く、かる~くで遊んだのでね。
次回はまたガッツリやれたらいいなと思います。
良いアナログゲームライフを。
それではまた!
アナログゲームライフ019 第4回アナログゲーム会 その1
アナログゲームライフ020 第4回アナログゲーム会 その2
アナログゲームライフ021 第4回アナログゲーム会 その3(最終)
ワンナイト人狼の転売価格に特に注意!
あ、プエルトリコデフォルト宣言でましたね。
記事の翌日でしかもギリシャかと思っていたところだったので思わず吹き出しました。