僕も参加者もそこそこ忙しく、中々時間が調整できない状況だった為、
いつもの様に午前からではなく、午後からと言う制約の中で強引に自宅アナログゲーム会を開催した。

時に、今回の主役ボードゲームである
「SCYTHE サイズ - 大鎌戦役 -」(以下、SCYTHE) 到着の翌日であった。

SCYTHE_2018060515215074c.jpg


(以下、追記へ。)

 


なお、SCYTHEが到着したからその翌日に開催した訳ではない。
スケジュールの都合で、その日しか選べなかったのである。

その為、僕は開催日までにSCYTHEが到着するか不明の状態でヤキモキしていた。

幸い、前日の午後には到着。
慌てて取説の読み込みを開始するも夕方くらいから体調不良に陥った僕は、
晩飯を食べ終わる頃には寝てしまった。


取説も読み終わっていないのに。



翌日午前中、中々時間が取れない状況ではありつつも、なんとか取説を完読。
慌ててカードにスリープを装着する作業を行い、
開催時間までに辛うじて全カードへのスリープ装着が完了した。

だが取説は読み終わっただけで理解した訳ではなく、
不安の残る立ち上がりであった。

メンバーも集まり定刻通り、
14時から久しぶりのアナログゲーム会開催。

メンバーはNaoten、2x4さん、プリさん、ココさんの4名。


今回は僕が3本のゲーム、プリさんが1本のゲームを持ち寄っており、
合計4本のゲームがあったが、この時点で、恐らく全部はやれないだろうと予想していた。

であれば絶対にやりたいゲームを優先すべし。

1発目はSCYTHEをプレイとなった。





準備不足の長時間インスト

まずはルールのインスト開始。
しかし問題は僕もよくルールをわかっていないと言う事である。

基本的な説明をしつつ不明点があればルールブックをめくり、
4人であーだこーだいいながらある程度問題を解決しながら全員の頭にルールを叩き込んだ。

その結果、なんとインストに2時間もかかったのである!!

事前にちゃんとルールを把握していなかった僕が悪いんです。
皆さんすいません(;´д⊂)



SCYTHE背景設定
一次大戦の灰が未だに雪を薄黒く染める1920 年代のヨーロッパ。重装甲の機械兵器“メック” を供給して戦争の拡大を促していた資本主義都市国家“ファクトリー” はその門を閉ざし、周辺諸国の注目を集めていた。
5つの勢力を代表するキャラクター達が、ファクトリーの周囲の小さな領域に集まりつつある。5 人の内の誰が、この要衝を押さえて自国を東欧の覇者の座に導く名誉と功績を手にするのであろうか?



所属国マット、及びプレイヤーマットをランダムにピックし、
それぞれの所属国が確定。

所属国の内訳は以下。

Naoten:北方王国(青) 河川や湖を活かした移動が得意。
2x4さん:ポーラニア共和国(白) 遭遇に恩恵&敵民間人巻き込む戦闘得意。
プリさん:クリミア・ハン国(黄) 遊牧民感。戦闘カードを資源化可能。
ココさん:ラスヴィエト連邦(赤) プレイヤーマットの同一エリアの連続指定可能。

プレイヤーマットにはプレイ順を表す数値が書かれており、
また、初期コイン、初期民心が違う。

基本的にはプレイ順が早いほど有利なので
初期コイン、初期民心は少なく、
遅いほど不利なので初期コイン、初期民心が多い。

しかしながらプレイ順の数値はあくまで1stプレイヤーを決めるだけに用いられ
2番手以降は時計回りである為、
2番手なのに3番手や4番手よりも初期コインや民心が多いと言う謎の現象が発生していた。

なぜこう言ったルールなのか不明…と言うか、
かなり不公平感があるルールなので
次回からウチではハウスルールで対応したいと思う。

(「1stプレイヤーをじゃんけんなどで決めた後、
 人数と同じだけのプレイヤーマットを無作為に抽出し、
 1stプレイヤーから時計回りにプレイ順数値の低いものを配布する」
 と言うのを検討してみる。)


なお初期手番はココさん
2番手はプリさん。3番手が2x4さん
そして最後がNaotenとなった。

皆、初プレイと言う事で何をするべきかさっぱり解っていない。
各々暗中模索の中、戦いの火蓋が切って落とされた。


光速のココティ

1stプレイヤーのココさん
通常、前ターンと同じものを連続して選べない
プレイヤーマット上でのアクション選択であるが、
その制約を受けないと言うラスヴィエト連邦の特殊能力を駆使し、
移動を連打しつつ早々にマップ中央のファクトリーをキャラクター*で占拠。
ファクトリーカードをゲットする。

*キャラクター:
 各勢力に1体ずつ存在する英雄的ユニット。
 ファクトリーカードの入手や遭遇など
 キャラクターでしか誘発しないシステムも多く存在する。


2ndプレイヤーのプリさん
資源や労働者を増やしつつ自領内で内政に務める。

3rdプレイヤーの2x4さん
遭遇*を行った際、通常3択の中から1つしか選べない所、
3択の中から2つ選べると言うポーラニア共和国の特殊能力を駆使し方々の遭遇地を練り歩く。

*遭遇:
 マップ上に存在する遭遇可能なポイントにキャラクターを移動させると
 遭遇イベントが発生し、様々な恩恵を陣営にもたらす。


4thプレイヤーのNaoten
プリさん同様、自領内で内政をしつつと行きたかったが、
今回の参戦陣営の中で唯一、河川の内側に労働者を増やせる村ヘクスが存在せず狼狽える。
北方王国の特殊能力が労働者が河川を超えられる事であると気づいたのは
開始から数ターンが経過した後であり、大きく出遅れた感があった。


遭遇王 2x4

最初に動きがあったのは各地を遭遇の為に練り歩いていた2x4さんがファクトリーに近づいた時であった。

前述の通り、ファクトリーはココさんが占拠していたが
ファクトリーのオーバーテクノロジーを求めて始まったこの戦いだ。
2x4さんがそれを見過ごすはずはなかったのである。


SCYTHE_初戦闘
攻撃を仕掛けた2x4さん(左)のキャラクターであるアンナと熊のヴォイテク。
それを受けて立ったココさん(右)のキャラクターであるオルガ・ロマノヴァとシベリアタイガーのチャンガ。



遭遇イベントをいくつもこなして戦力や戦闘カードを充実させた2x4さん
かたや前半は移動に集中しその後は内政のみに注力したココさん

結果は戦う前から一目瞭然であった。



争いに敗れ自国に強制送還されるココさんのキャラ。
戦いとは非常なり。

ファクトリーは2x4さんの占領下となった。


Naoten、雌伏の時を終える

一方、目的カード*の達成条件に縛られて
キャラクターをファクトリーに進められずに居たNaotenは、
中盤になりなんとか条件を達成。
(1つの区域にキャラ、メック*、労働者を1つずつと資源が5以上ある事、と言う目的内容だった。)


*目的カード:
 ゲーム開始時にランダムに2枚配られるカードで、書かれている内容を達成する事で
 ゲーム終了条件の1つを達成できる。(これを達成しなくとも別の方法でも良い。)


*メック:
 戦闘能力を持ったユニット。労働者を運搬する能力も持つ。



これによりようやくキャラクターの移動が可能となったので、
いよいよ中央のファクトリーを目指す事にした。

この際に、キャラクター1体とメック2体の3体構成も検討したが
2x4さんはキャラクター1体のみの配置であった為、過剰戦力であろうと判断。
キャラクター1体にメック1体を随伴させて2体構成での進軍を開始した。
(今になって考えればNaotenの失敗は、この時点でメック2体を連れて行かなかった事であろうか。)


するとどうであろう!!

労働者をファクトリーまで移動させた2x4さん
いよいよNaotenがファクトリー到達と言うその刹那、
なんとメックを1体、ファクトリーに展開したのである。


ファクトリーは
各プレイヤーごとに占拠した最初の1回目に限りファクトリーカードを入手可能で
これは自分の手番で5つ目の選択肢を追加できると言うかなり強力なものとなる。
またゲーム終了時の得点計算時にこの土地は通常の土地の3倍の占領価値も生む。

そう言った観点から誰しもが全力で取りに来る土地であり
また、そんな輩達から何戦も守り続けるのもまた難しい為、
多くの部隊で攻めれば早々に防衛を諦めると考えていた。


しかしNaotenの読みは甘かった。
逆に言えば、どうしても死守したい土地であるとも言えるのである。


なお、これは後から知った事ではあるのだが、
2x4さんがファクトリーの防衛に力を注いだのは
彼の目的カードの内容が「湖を挟んで5つの区域を占拠せよ」と言うものだったかららしい。

2x4さんの本拠地から最も近い
周りを5つ占拠可能な湖はファクトリーの横にあったのであった。



竜虎相搏つ

さて。
楽勝ムードから一転、かなり厳しい情勢となったNaoten

攻めるべきか諦めるべきか思案した。


2x4さんの戦力は6、戦闘カードは10枚以上、キャラ1、メック1。
Naotenの戦力は12、戦闘カードは3枚、キャラ1、メック1。

戦闘について簡単に解説しておくと、
まず、戦闘に割く戦力を0~7までの間で指定する。ここで指定した戦力は戦闘後に消費する。
そして戦闘に参加したキャラとメックの数を足した枚数までの戦闘カードを出す事が出来る。
今回の場合は両軍とも、0~2枚の戦闘カードを出す事が出来るのである。

戦闘カードには2~5までの数値が書かれており、
そのまま消費した戦力に上乗せされる。
消費した戦力と戦闘カードの数値を足した合計で競う。
使った戦力と戦闘カードは一斉に見せ合い多いほうが勝ち。
同点の場合は攻め側の勝ちとなる。
(使った戦力やカード枚数は同時に公開するまで秘匿情報となる。)


戦闘カードは数値が大きいほど絶対数が少ない為、
大概は2とか3が殆どになるのであるが
しかし幸いな事にNaotenの戦闘カードは2、2、5。
1枚だけ最高値の5であった。

北方王国のメック能力には「砲撃」と言うものがある、
これを戦闘時に使用すると自身の戦力を1消費する代わりに相手の戦力を2下げられる。

もし適用すればNaotenの戦力は11になるが2x4さんの戦力は4までさがる。

2x4さんは膨大な量の戦闘カードを持つ為、
最悪のケースを想定すれば戦力5の戦闘カードを2枚もつ可能性がある。
戦力を全て使って4、それに戦闘カードで5を2枚で合計14。
これが理論上のMAX値のハズだ。

Naotenの方はと言えば
戦力は11あるのでMAXの7を消費しそれに2と5の戦闘カードを使用する。
そうすると合計値が14となり、2x4さんの理論上のMAX値と同一となる。

そうなれば攻め側有利。Naotenの勝ちである。



……今思えば。

そう、今思えばこの戦いこそ全ての元凶だったのだ。


僕と2x4さんは終生のライバルである。

好敵手と書いて友と呼ぶような間柄である。
僕はしっかり計算し、確実に勝てると踏んで勝負を挑んだ。

もし2x4さんが冷静であれば
負け戦に多くの戦力は割かずほぼ戦力を使わずに負けたであろうし、
僕が冷静であればそれを見越して、僅かな戦力で勝とうとした筈である。

しかし僕の中で、
彼が手加減をする未来はまったく見えなかった。

事実、直前でメックを充当したのが何よりの証左であったし
だからこそ僕は持ちうる最高の戦力で応えずにはいられなかったのである。



結果。




14-14

数値上は引き分け。
辛くも攻め側の僕が勝利する事になったが
お互いに戦力と戦闘カードを大量に消費し、国力が大幅に低下したのであった。




弱った2人を、後から遅れてやってきた彼奴が見逃すはずがなかったのである。




そう彼はプリカッツ

我々2人を地獄へと誘う者の名前であった。



プリカッツの台頭


中盤、プリさんは近くのココさんが稼いだ資源を奪おうと東進していた。
しかし危険を察知したココさんが資源を自国方面に移送。
さらに防備を高めて迎撃体制を整えた。

これは旗色悪しと判断したと思われるプリさんの目に飛び込んできたのが
弱ったNaoten2x4さんであった。


Naotenに敗北し自国まで送還された2x4さんのキャラとメックは、
ファクトリー方面での湖を中心とした5区域占領を諦め転進、北へ向かっていた。
(恐らく北に位置する湖を中心に5区画占拠する方向に舵を切ったと思われる。)

またNaotenは引き続きファクトリーに陣取り
プリさんの襲撃に備え
失った戦力を急ピッチで回復しようとしていたがほとんど回復できていない状態であった。


そしてそれは起こった。

なんとプリさんNaoten2x4さんに対し、
同一手番で同時戦闘を仕掛けると言う二面作戦を開始したのである!!

SCYTHE_プリカッツの台頭
ファクトリーにてNaotenVSプリカッツ(青丸)。
ファクトリーの北方(写真右が北)にて2x4さんVSプリカッツ(白丸)の図。




戦闘の解決順は攻撃側が任意に決定できる。
僕は祈った。先に2x4さんを指定してくれ!
さすれば僕が勝てる!!と。




プリさん「じゃあ、最初はなおさんで!」





吐血



戦況は以下。

プリさんは戦力8、戦闘カード6枚、メック1。
Naotenは戦力5、戦闘カード4枚、キャラ1、メック1。


まずは北方王国自慢の「砲撃」で先制。
プリさんの戦力は6に、僕の戦力は4に。

そして考える。

僕は戦闘カードを4枚持つがいずれも2なので
理論上の最高値は戦力4と戦闘カード2枚(2、2)で合計8である。
一方プリさんはメック1体なのでカードは1枚しか使用できず、
この後、2x4さんとの戦闘も控えている為、
最低でも2は戦力を残しておきたいハズだ。
とすれば僕に避ける最大戦力は4、
戦闘カードはそんなに多くないので5は持っていない可能性が高いが
4は持っていそうである。とすれば想定される最低戦力は8。
つまり僕が全力を出しても同値で僕の負けである。

となれば最低の戦力で負けるべきだと決める。

ただ戦闘に1以上の戦力を使って負けると戦闘カードが貰えるので
戦闘カードのロンダリングも兼ねて1枚だけ使って負ける事にした。



結果。



2-8

想定通りの負けであった(ーー;



僕との戦いが終わったプリさんは続いて2x4さんとの戦闘処理を開始する。

2までプリさんの戦力を減らしているのである。
これは2x4さん勝てるでしょう!と思いつつ
そちらはあまり見ずに次なる展開を検討しているとざわめきの声が上がる。

ハッとそちらを見ると、数値上の結果は不明であるが、
なんとそちらでもプリさんが勝利を収めていた。


先の戦いで想像以上に戦力を失っていたのは
僕だけではなかったのである。


この2勝によりファクトリーを抑えて盤面有利になっただけでなく
星章*を2個獲得したプリさん

戦いは一気に終局へ向かって行くのでありました。


*星章:
 様々な条件により獲得できる勝利の証。
 誰かが6個の星章を達成した時点でゲーム終了となる。




…………………………………………。


……………………。


…………。



そして終決へ


さて。
本国まで強制送還された僕が再度大陸に進出しようと考えると奇妙な事が起きた。


僕の周りに他の3勢力が集結したのである。
(ちなみにこの状況は、湖の周りを5区域占拠しようとしていた2x4さん的にも
 『なんでだー!?』と言う状況だった様です。)



SCYTHE_Naoten包囲網
Naoten包囲網


こうして最後の数ターンは動きを封じられてしまったNaoten。
結局、その後、状況を盛り返す事は叶わず、
戦いはプリさんの6個目の星章配置により終決を迎えるのでありました。


得点計算


結果発表!!!





1位:プリカッツ 90点
2位:ココティ 60点
3位:Naoten 54点
4位:2x4 38点


圧倒的なプリさん勝利!!
おめでとう~!!



なんと戦いが終わったのは20時!!

戦闘開始が16時だったので
4時間もやってた!


しかしプレイフィールとしてはそんなに長くやってた気がしない。
そして負けはしたけど、このゲーム、僕はかなり気に入ったよ!!


カレーとタンチキと感想戦と

その後、僕らは感想戦をしつつ、
カレーライスとタンドリーチキンを食べて英気を養い
次のゲームのプレイを開始する訳ではございますが、
それはまた次の機会にて。




良いアナログゲームライフを。
それではまた!

 

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