Page up▲

アナログゲームライフ161 ゲムマ2019秋番外編 ヘゲモニア戦記 新版

2019年11月23、24日で開催されたゲームマーケット2019秋。
そこでチェック漏れだったり売り切れだったりして買えず、
後日入手する事に努めたゲームを番外編として紹介する。

その1本がこれ、スタジオムンディのゲムマ2019秋の新作
「ヘゲモニア戦記 新版」であった。

ヘゲモニア戦記
名前は少々アレですが、内容は至って真剣!


(以下、追記へ。)
 


ヘゲモニア戦記
ゲームデザイン:さだまつひろゆき
キャラクターデザイン:ヒラタリョウ
グラフィックデザイン:カミバヤシ
プレイ人数:2-5
プレイ時間:30-45
対象年齢:8~


これは、ヘゲモニアという地の覇権を争った種族たちの戦記です。
あなたの目的は、種族の指導者となり、ヘゲモニアの覇権を得ることです。
民を導き、他の種族を退け、資源を集め、勢力を拡大し、
ついにはヘゲモニアの王となって歴史に名を刻みましょう。


カタンにインスパイアされた事が出発点だったというヘゲモニア戦記。

僕もカタンは好きなのですが
いくつか苦手な部分がありました。

・盗賊システムが苦手。
・ダイス運の偏りが苦手。
・意外とかかるプレイ時間が苦手。

いずれもそれがあるから面白いのですが、
もう少しソフトタッチにならんもんかな、と。

盗賊であれば出現率をもう少し下げてほしいし、
カードを取られるのはまだしも、
産出を止め続けられるのはキツイものがあります。
(もちろん、騎士カード等の対抗手段はありますが。)

そんなこんな考えてあれこれ調べていた所、
たどり着いたのがこのヘゲモニア戦記でした。


ルール

最初に4つ目の拠点を設置したプレイヤーの勝利。

ヒューマン、ドラゴン、エルフ、スライム、エイリアンの
全5種族からランダムで1種族のボードを受け取ります。
(併せて同色の民コマ&拠点を受け取ります。)

*慣れてきたら種族を選択式にしても良いそうです。

共通のメインボード上の種族ごとに設定された位置に、
指定された個数の民コマや拠点を置き、
種族ボード上の指定された位置に残りの民コマと拠点等を置きます。
(3人プレイ時に限り、各種族の初期土地に1体ずつファントムコマを配置する。
 ファントムの手番は存在しない。)

ヘゲモニア戦記_メインボード
こちらメインボード。6箇所の土地の内、上段最右は4人プレイ&5人プレイ時に、
下段最右は5人プレイ時に、左列2段と中央列2段は全てのゲームで使用する。
(使わない土地には不毛地カードを置く。)


また資源カードをよくシャッフルしメインボード右下の山札置き場にセット。
この際、プレイ人数によって使わない資源カードもあるので
そう言うのは予め抜いておきます。(山札置き場の上のマスは捨札置き場。)

スタートプレイヤーを決めてゲーム開始。


各手番では以下の5つの行動を順に行う。


1.資源出現フェイズ

 資源山札からプレイ人数に応じた枚数のカードを引き、
 カードのフチの色と同じ色の土地の外側に置く。

ヘゲモニア戦記_資源カード配置
写真では1枚ですが同じカードが複数ある場合はずらして枚数が解る様にする。
(写真右上に見えてるのが不毛地カード。)


 資源山札からは使用できる土地に対応した資源が出現する他、
 横取りカードと言うものを引く可能性もある。

 これを引いた場合、
 手番プレイヤーは他のプレイヤーの手札からランダムに1枚、
 資源カードを奪取する。(これがカタンで言う所の盗賊要素ですね。)

 1つの土地に7枚以上の資源が配置された場合、
 その土地の資源は2枚を残して捨札とする。


2.民コマ移動フェイズ

 自種族に設定された移動値を消費し、
 移動値がなくなるかもう移動しない事を宣言するまで以下の行動のいずれかを行う。

 ・移動値を1消費して自分の民コマを好きな土地に移動する。
 ・移動値を1消費して自分の民コマか自拠点と同じ土地にある
  他プレイヤーの民コマを好きな土地に移動する。
 ・移動値を2消費して自分の民コマか自拠点と同じ土地にある
  エイリアンの拠点を好きな土地に移動する。

 スライムのみ
 ・水資源を1払い同じ土地にある自分の民コマを合体させる。

 エイリアンのみ
 ・移動値を1消費して自分の拠点を好きな土地に移動する。

 移動系の行動を一切行わなかった場合に限り山札から資源カードを1枚引く。


3.資源獲得フェイズ

 各土地毎に、勢力が過半数を取っている種族の民コマがある場合、
 その種族のプレイヤーはその土地に設置済みの資源カードを全て取得する。
 (手番プレイヤー以外も資源を獲得する可能性がある。)

 この際、種族コマ毎に勢力値に違いがあるので注意する。

 ・勢力値1
  ヒューマンコマ小 エルフコマ スライムコマ
  エイリアンコマ エイリアン拠点 ファントムコマ

 ・勢力値2
  ヒューマンコマ中 ドラゴンコマ中

 ・勢力値3
  ドラゴンコマ大

 ・勢力値x
  スライムコマ(x)
  (スライムは合体する事によりその個数分の勢力値を持つ。)

 また最大値ではなく過半数なので注意する。
 例えば1つの土地に 
 エルフコマ(1)、スライムコマ(1)、ドラゴンコマ中(2)があった場合、
 最大値はドラゴンコマ中の2であるが合計4の過半数は3なので
 どの種族も過半数を取っていない。(ドラゴンは過半数ではなく半数はとっている。)

 3人プレイ時、ファントムコマが過半数勢力になった場合、
 その土地の全ての資源は捨札となる。


4.発展フェイズ

 指定された資源を消費して以下の行動を好きな回数、
 好きな順番で実行して良い。
 ただし種族によっては存在しない行動がある。

 ・民作成
  自拠点が存在する土地に自種族ボードから民コマを配置する。

 ・民強化
  メインボードに設置されている自分の民コマを
  自種族ボードのより上位の民コマと交換する。
  (ヒューマン、ドラゴンのみ存在する行動。)

 ・拠点設置
  自分の民コマが居て、自拠点がない土地に
  自種族ボードから拠点を配置する。

 ・移動力増加
  自種族ボードの裏向きの移動チップを取り、移動力枠内に表向きに配置する。
  これにより民コマ移動フェイズの移動力の最大値が1上昇する。  
  (エルフ、エイリアンのみ存在する行動。)

 ・資源交換
  手札から好きな資源2枚を捨て、
  資源山札から1枚、資源カードを引く。

 ・交渉
  他のプレイヤーと交渉を行い双方が納得すれば資源の交換を行う。
  (手番プレイヤーがからむ交渉しか出来ない。
   またどちらかが0枚の交渉(譲渡)は出来ない。)


5.終了フェイズ

 手札が8枚以上ある場合は7枚になるまで選んで捨札とする。
 (これをやるくらいなら資源交換ガチャをした方が良い。)
 その後、次のプレイヤーに手番が移動する。


誰かが4つ目の拠点を設置した時点で、
そのプレイヤーがゲームの勝利者「ヘゲモニアの王」となりゲームは終了する。




3人で複数回遊んでみた際の各種族の印象など。
(個人の感想です。)

ヒューマン

ヘゲモニア戦記_ヒューマン

初期配置コマ2、移動値2、民強化可能。
バランスが良く様々な状況に対処できる。

少々強化コストが重いが勢力2のヒューマンコマ中は強い。
中級者向けの印象。


ドラゴン

ヘゲモニア戦記_ドラゴン

初期配置コマ1、移動値2、民強化可能。
最大3の勢力値を持つドラゴンコマ大は圧巻。

ただドラゴンコマ中は
1度民強化した後にしか出せない上にコストがかなり重い。
でも勢力最低2最大3はやはり強力で自手番以外で資源を取ってくる事も多い。
扱いやすく初心者向けの印象。


エルフ

ヘゲモニア戦記_エルフ

初期配置コマ1、移動値3、移動強化可能。
移動特化。自身の移動よりも多種族の追い出しが重要。
追い出し耐性のあるエイリアン(の拠点)が天敵。

可能な限り早い1体目の民コマ配置と移動力強化が必要。
自手番ではハマれば同時に多数の地域で資源獲得できるが
少しでも出遅れるとロックされかねない。上級者向けと言う印象。


スライム

ヘゲモニア戦記_スライム

初期配置3、移動値1。
民強化も移動強化も出来ないが初期配置が多く民コマ配置コストが安い。

自手番ではたった1手しか動かせないと言う
驚愕の移動力の無さであるが真の力は合体によりもたらされる。
合体したスライムは1体となるので、
実質1手で合体分のコマ数を動かした事になる。
(ただし合体にはコストがかかる。)
弱点は知能不足により分離は出来ない事。
上級者向けと言う印象。


エイリアン

ヘゲモニア戦記_エイリアン

初期配置1、移動値2、移動強化可能。
防衛力に優れる異星人。

エイリアンのみ拠点が民コマの様に移動可能。
おまけに勢力1を持つ。(つまりUFO。)
加えてエイリアン拠点の追い出しには2の移動値を消費するので
追い出しが得意な(と言うかそれしかない)エルフにとっては天敵な上、
スライムには追い出される事も無い。(スライムは移動値1なので。)
色物かと思いきやガッチガチの性能で初心者向け。




数戦プレイしての感想

いやこれは予想した以上に面白い!
そして予想した通りの雰囲気(ライトなカタン+テラミスティカ感)のゲームだった。

ヘゲモニア戦記_盤面
3人戦時のエイリアン無双中の様子。
3人戦専用のNPCファントムも良い仕事をする。


本当にすぐに終わるのでもう1回、もう1回となったし、
一定のバランスは取れている様に思う。
(種族ごとの相性もあるので状況によっては厳しいが。)

ただ資源カードの配置は運も結構絡むので、
カタンで言う所の「港貿易」が出来ないのがちょっと辛いと感じました。
(交渉が駄目な場合、資源ガチャ1択。)

この辺り、ハウスルールなどで対応しても良いかもですね。
(バラバラの資源を3枚捨てると好きな資源1枚を引ける、とか。)

今回は3人でのプレイしか出来なかったけれど、
4人、5人でのプレイも是非試してみたい。
(4人以上だとワイルドカード資源が産出される様になるので、
 また体感が変わるのかも知れない。)


良いアナログゲームライフを。
それではまた!






 

tag: アナログゲームボードゲームヘゲモニア戦記ゲームマーケット2019秋

Page up▲

LOGO1

Post a Comment

comments

Page up▲

Post a Commentpac

Private message

Page up▲

Designed by mi104c.
Copyright © 2020 直天堂のカステラ, all rights reserved.
06 | 2020/07 | 08

sun

mon

tue

wed

thu

fri

sat

- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

Page up▲

  • 最新記事のRSS
  • 最新コメントのRSS
  • 最新トラックバックのRSS