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アナログゲームライフ170 ファーストインプレッション:ティーフェンタールの酒場

連休中にティーフェンタールの酒場を遊びましたので、
そのファーストインプレッション記事を書いておきます。

ティーフェンタールの酒場
ついに俺も酒場のオヤジになれるのか!



(以下、追記へ。)
 



ティーフェンタールの酒場(深い谷の酒場)
ゲームデザイン:ヴォルフガング・ヴァルシュ
発売年:2019
プレイ時間:45分
プレイ人数:2-4
対象年齢:12~



ルール

薄明かりが灯る酒場通りで有名なティーフェンタール。
そこに店を構えるプレイヤーは設備を強化しつつ新たな顧客を獲得し、
村一番の酒場の主人となる事を目指します。


準備

ティーフェンタールの酒場には1~5までの
モジュールが内包されておりそのどれを使って遊ぶか決めます。

ただし、ある番号のモジュールを遊ぶなら、
それより若い番号のモジュールを全て組み込んで遊ぶ事を前提に作られています。
(1と3だけで遊ぶ事は出来ない。3を遊びたいなら1と2を採用しなければならない。)

モジュール1が基本セットで、
今回はこれのみ採用した場合の説明を記載します。

修道院ボードを配置しそのラウンド1の近くにラウンドマーカーを置く。
近くにカウンター客タイルをプレイ人数x3枚配置する。
(カウンター客タイルはラウンドボーナスで貰える。
 使うとドローしなおせたり修道院マーカーを進める事が出来る。)

酒場カードを種類ごとにまとめそれぞれ表向きの山札として配置する。
コストが安い順となる様に配置する。
(左から順に ビール商人山札、皿洗い山札、
 ウェイトレス山札、テーブル山札、納入業者山札となる。)

コスト3の一般客のみ表向きに複数重ねた山札、
貴族のみ表向きに重ねた山札を作成。
残りの一般客から白いキューブが記載されたカードを取り除き、
さらに残った一般客カードをシャッフルし裏向きの山札を作成する。

一般客山札の上から4枚めくり、
コスト3一般客山札と貴族山札の間にその4枚を表向きに並べる。
コスト3山札の反対側に一般客山札を配置する。
(左から順に、一般客山札、コスト3山札、一般客山札から引いた4枚、貴族山札。)

並べた酒場カードと客カードを上下に配置し、
これをカード市場スペースとする。

ティーフェンタールの酒場_カード市場
カード市場。

各プレイヤーは酒場ボードを受け取り組み立てる。
また、プレイヤーカラーを決めて、
その色の常連客カード7枚、及び同色のサイコロ3つとディスクコマ1つ、
黄色の金庫マーカー、茶色のビールマーカー、白色のサイコロ4つ、
コースター1つを受け取る。

修道院ボードの修道院表の0のマスに自色のディスクコマを置き、
酒場ボードの金庫の0のマスに金庫マーカー、
ビール貯蔵庫の0のマスにビールマーカーを置く。

カード市場からウェイトレス、テーブル、納入業者を各1枚ずつ受け取り、
常連客カードとまぜてからシャッフルし個人山札とする。

スタートプレイヤーはビールジョッキの形をした親マーカーを受け取りプレイ準備を完了する。


プレイヤー手番

ゲームは全8ラウンドをプレイする。
各ラウンドは7つのフェイズに分かれ、
フェイズによっては全員同時にプレイする。

1.再び酒場の夜が始まる(ラウンド開始フェイズ)→全員同時
2.ごった返す酒場(カードドローフェイズ)→全員同時
3.ウェイトレスサービス(追加ダイスフェイズ)→全員同時
4.ご注文はお決まり?(ダイス取得フェイズ)→手番順
5.ビールの準備を(計画フェイズ)→全員同時
6.おまたせしました!(アクションフェイズ)→手番順
7.今日は店じまい(ラウンド終了フェイズ)→全員同時

*「ビールの準備を」に関しては取説に記載が無いので
 勝手に命名しました。あしからず。


それぞれの説明は以下。


1.再び酒場の夜が始まる(ラウンド開始フェイズ)

親プレイヤーがラウンドマーカーを1つ進める。
(ラウンド1のみこの手順は省略する。)
ラウンドマーカーのある場所に記載されたボーナスを全員受け取る。


2.ごった返す酒場(カードドローフェイズ)→全員同時

個人山札から1枚ずつドローし、
個人ボード及びその周辺のカード毎に規定された位置にカードを配置していく。
(客であればテーブル席、酒場カードであれば関連施設の横。)

これを、テーブル席が埋まるか、
山札と捨札がなくなるまで実行する。
(山札が無くなったら捨札をシャッフルして山札とする。)

テーブル席カードを引けた場合、
テーブル席が1つ増加する為、山札から引ける回数が増加する。


3.ウェイトレスサービス(追加ダイスフェイズ)→全員同時

酒場にウェイトレスが存在している場合、
その1人につき1つ、自分の色のダイスを振る。
(自分の色のダイスは3つしかないので4人以上のウェイトレスは無効。)


4.ご注文はお決まり?(ダイス取得フェイズ)→手番順

全員同時に白色のサイコロを4つ振りコースターの上に置く。

そして親プレイヤーから順番に時計回りに、
自分の前のコースターの上のダイスを1つ取得する。

ダイスを取るのは全員同時にできそうだけれど必ず順番にやる事。
ソロ感強い当ゲームにおける唯一にして最大のインタラクション要素。
(これにより誰がどのダイスを取りどのダイスが残っていて、
 自分がどのダイスを取るべきかをキチンと把握できる。)


順番にダイスを全員1つずつ取ったら、
今度は全員同時にコースターを左隣のプレイヤーに渡す。

そして再び親プレイヤーから順番に時計回りに、
自分の前のコースターの上のダイスを1つ取得する。

これをコースターの上のダイスが全てなくなるまで繰り返す。


5.ビールの準備を(計画フェイズ)→全員同時

先程取得した4つの白色のダイスと、
最大3つ(最低0)の自色のダイスを、
酒場ボード及び客カードの上に配置していく。

ダイスの配置場所(アクションスペース)は
特定のダイス目でなければ実行できない。
(どんなダイス目でもOKなアクションスペースもある。)

ここで配置したダイスは、
実際に実行する段階で配置場所を変更する事も出来る。
(もちろん、変更先がそのダイス目を許容している必要がある。)

配置しなかった(配置出来なかった)ダイスは効果を発揮しない。


6.おまたせしました!(アクションフェイズ)→手番順

親プレイヤーから順番に手番を実行する。
手番ではダイスを盤面から取り除きアクションを全て解決していく。

アクションはおおまかに以下の5つにわけられる。

 ・金(単位ダブロン)算出アクション
  →客や釣り銭箱にダイスを乗せて発動。

 ・ビール算出アクション
  →納入業者や醸造樽にダイスを乗せて発動。

 ・金を消費して行うアクション(ダイス不要)
  →カード市場から酒場カードの購入、もしくは施設のアップグレード。
   施設をアップグレードした場合、貴族客カードを入手できる。

 ・ビールを消費して行うアクション(ダイス不要)
  →カード市場から客カードの購入。

 ・修道士アクション
  →修道士にダイスを乗せて発動。修道院表のマーカーを進めてボーナスを獲得する。

好きな順番で処理をして良い。

ドローフェイズで
ビール商人が出ていた場合、その1枚につき生産されるビール数が+1される。
皿洗いが出ていた場合、その1枚につきダイスの目を1多く読み替えても良い。
(2枚以上皿洗いが出ていた場合、1つのダイスに複数回効果を適応しても良い。)
納入業者が出ていた場合、その1枚につきダイス配置数で掛ける基本値が1増加する。

アクションの結果、カードを入手したら
全て個人山札の上に配置する。

このフェイズで発生した金やビールがいくつかなのかを
公表の上で各アクションで消費していく。

また、このフェイズで余った金は金庫へ、
ビールはビール貯蔵庫に格納できる。(格納先から溢れる分は消滅。)


7.今日は店じまい(ラウンド終了フェイズ)→全員同時

各プレイヤーはこのラウンドのドローフェイズで引いて、
盤面に配置した全てのカードを回収し表向きに自分の捨て山に移す。

最終の8ラウンド目であればここでゲーム終了。
そうでなければ親マーカーを左隣のプレイヤーに移し次ラウンドを開始する。


得点計算

個人山札及び捨て山札のカードの勝利点を確認・合計し、
最も多くの勝利点を稼いでいたプレイヤーが勝利者となる。

同点の場合、保有している金とビールの合計を求め、
それが多いほうが勝利者となる。

それも同数の場合は勝利を分かち合う。





取説がルールをある程度解った上だと読みやすいけど、
ルールがまだ解っていない状態だと少々読みにくく感じた。
(そう言う箇所はいくつかあるが、
 例えば大体の取説にある内容物一覧が冒頭に無い為、
 最初はコンポーネント名と取説の解説が中々脳内でマッチしなかった。)

一度、ザーッと読んでもう一周じっくり読むと良いかも知れない。
(最初からじっくり読んで理解してから進もうとすると結構辛い。)

初プレイ開始

急な開催ゆえ僕を含む2名でのプレイとなった。

ティーフェンタールの酒場_プレイ_01
中盤くらいの様子。

初プレイゆえ勝ち筋と言うのが中々解らなかったが、
金による施設アップグレード(による貴族獲得)ルート、
ビールによる貴獲得族ルートがある様に感じた。

僕はなんとなく、金による施設アップグレードルートへ。
なけなしのビールでダイス目4の客を常連にする事に成功。
4のダイス目は酒場に置けるのが「何でも良い」場所しか無い為、
金ルートであれば必然的に優先度が高く感じた。

そうして獲得した金であれこれ施設をアップグレードして貴族を獲得してゆく。

一方、対戦相手。
序盤はダイス目5の高額一般客を獲得するものの以降はさほど客を増やさず、
施設のアップグレードもビール貯蔵庫のみで、
後の金は酒場カードに重点的に充てていた印象。

今振り返ってみると相手がやっていた
客を増やさず施設関係のカードを増やすと言う行為は、
手札をじゃんじゃん引ける高シナジーな気がした。

最終ラウンド、施設のアップグレードがいよいよ極まったNaoten。

ティーフェンタールの酒場_プレイ_02

9箇所行えるアップグレードの内、5箇所をアップグレード、
しかも最も高額な順に18金と15金と12金の3箇所を行っていた。

後は最終ラウンドにてビールを大量生産して
貴族を招き入れまくればミッションコンプリートである。

最後に提供できるビールの数はなんと13!!

ティーフェンタールの酒場_プレイ_03

この13ビールで貴族を2枚招きいれt……。


ん??





ティーフェンタールの酒場_貴族交換レート

貴族2枚は14ビール必要ですご主人様。








孔明_ショック



妖怪1足りない。

やむを得ず1枚だけ貴族を交換して、
余った4ビールで2勝利点の一般客を交換。


続いて金で施設をアップグレードしようと考える。
僕が発生させられるのは6金。

ティーフェンタールの酒場_プレイ_05

この6金で施設をアップグレードしt……。


ん??





ティーフェンタールの酒場_ビール貯蔵庫アップグレード


アプグレ可能で1番安い施設は7金必要ですご主人様。








孔明_ショック



妖怪1足りない。

やむを得ず6金で2勝利点が付いている酒場カードを購入。
これにてゲームエンド。



結果。



ティーフェンタールの酒場_プレイ_04



80対73で僕の負け(;´д⊂)


最終ラウンド、1ビール、1金ずつ足りていれば貴族カードが2枚増え
代わりに交換した2勝利点x2との差で16勝利点増えた計算であったが、
全ては見通しの甘さゆえでございました。




と言うか。

この記事書くために盤面写真見直して気づきましたが、
納入業者に置いているダイス1つ(6の目)を客席に持っていったら6金入って、
13ビール&6金だったのが10ビール&12金になりますねコレ。

そうすると最後にビールで12勝利点、金で2勝利点だったのが、
ビールで10勝利点、金で10+1勝利点になって7勝利点増加。



そうなると80対80の同点だったじゃないですか!!

まぁ、これでも僕の残ビール1の所、
相手が残金1&残ビール2だったんで、
タイブレークでやっぱり負けなんですけどね!!(;´д⊂)





いやぁ、面白いねコレは。

特に酒場のモジュールが逸品で、
これをひっくり返してアップグレードするのは
ロボット玩具を変形させるのに通づるワクワク感がある。
(僕が今回アプグレ路線に行っちゃったのは大概このせい。)

また既に各所で言われているソロ感に関しては、
まぁたしかにそれが強めなのは否めないが、
まったくインタラクションが無いわけではない。

カード市場に並ぶ「上客」の購入は早いもの勝ちであるので、
完全なる利益だけでなく相手が欲しそうな客を先に取ると言う戦略もある。

ダイス選択の際も
このダイスを残すと次手番プレイヤーが得するから防ぎつつ稼ごうとか、
前手番プレイヤーはこのダイスを取ってあのダイスを残したから、
じゃあ次にそれが来るのを期待して今回の自手番ではこっちを取っておこうとか。

仮にインタラクションが強すぎると営業妨害レベルになり、
それが強すぎるのはテーマ的にも違う気がしている。
(小さな村の酒場の主人達はライバルでもあるが同郷の仲間なのだ。
 これが大都会テーマだったらまた趣は違ったかも知れませんケドも。)

僕個人として少々残念なのは2-4名までにしか対応していない事。
システム的に1~5名くらいは余裕で許容できそうなので、
それらに対応していてほしかったなぁと。

同時進行フェイズも多い関係でプレイ時間は圧縮されていて、
セットアップが若干面倒な事を除けば気軽に楽しめる良作ではないでしょうか。

今回は入門用のモジュール1のみ採用でプレイしましたが
今度、他のモジュールを含めてプレイしてその様子もレビューしたいと思います。



良いアナログゲームライフを。
それではまた。

 

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